【和歌山市】2020年の大晦日、やはりここでもコロナ禍の影響で…大晦日の行事が中止に。
2020年も、いよいよ今日で最後となりましたね…
2020年は、世界中の人々が新型コロナウイルスの猛威に影響を受け、これまでは当たり前であった生活が一変し、私達の生活は大きく変わり、人と人との関わり方や世の中の在り方についてや、各々がこれからについて深く考えさせられる1年となりました。
そんな2020年の大晦日、やはりここでもコロナ禍の影響が…。
和歌山市内で大晦日に‘’除夜の鐘‘’が撞くことができる『紀三井寺』。
『紀三井寺』は、正式には金剛宝寺護国院といいますが、紀州の3つの井戸のある寺なので『紀三井寺』の名が広まったそうです。
奈良時代770年に唐僧、為光上人によって開基された『紀三井寺』には、例年約10万人が初詣に訪れます。階段を上り詰めると、楼門や鐘楼、多宝塔(国の重要文化財)、大師堂が一列に並び、一番奥に唐破風の大屋根を戴く本堂がどっしりと構えていて見どころ多数です。西国三十三所観音巡礼第二番の札所としても親しまれています。
朱塗りの楼門をくぐって231段の石段を登りつめた境内からは和歌浦が一望できます。
一番の見どころは、日本最大の大千手十一面観音像ですよね。
ホームページはこちらです→紀三井寺HP
『紀三井寺』では、大晦日には23時40分から‘’除夜の鐘‘’を一般参拝者も撞くことができ、先着108名には証明書授与、以降は希望者全員が自由に撞くことができますので、例年たくさんの人で賑わうのですが、残念ながら今年は一般の方の参加は中止となってしまいました。
毎年楽しみにしておられた方もいらっしゃいますでしょうから、中止となり本当に残念ですね…。
※三が日の打鐘行事も一般の方の参加は中止となりました。新春のご祈祷は例年通り行われます。
ところで、‘’除夜の鐘‘’の意味をご存じでしょうか?
大晦日のことを除日(じょじつ)といい、その夜に行うため「除夜の鐘」と呼ばれます。
「除」という言葉には古いものを捨て新しいものに移るという意味があり、心穏やかに新年を迎えようという願いが込められているそうです。
今年は残念ながら私たちが鐘を撞くことはできませんが、ご僧侶により百八回打撞されるとのことです。
近隣にお住まいの方や、参拝に訪れる方は、‘’除夜の鐘‘’の澄んだ美しい鐘の音色に耳を澄ませ、今年一年の苦しみや悩みを取り去り、新しい晴れやかな気持ちで、心穏やかに新年を迎えられてはいかがでしょうか。
紀三井寺の場所はこちらです↓↓↓
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