【和歌山県】紀の川市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生しました。
紀の川市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、約6万7000羽の殺処分が行われています。
和歌山県によると、2020年12月9日、養鶏場からニワトリが数羽死んでいると県家畜保健衛生所に連絡があり、簡易検査をしたところ、鳥インフルエンザの陽性反応が出たそうです。
その後行われたPCR検査で、H5亜型の遺伝子が確認され、高病原性鳥インフルエンザと判定されたとのことです。
県は自衛隊の派遣を要請し、紀の川市の養鶏場では、10日朝から県庁職員と自衛隊員合わせて約280人態勢で、ニワトリ6万7000羽の殺処分や汚染物品の焼却処分、消毒などを進めています。
【#災害派遣】
第3師団では、12月10日から和歌山県紀の川市において鳥インフルエンザに係る災害派遣を実施中です。#第37普通科連隊(#信太山)基幹をもって、24時間態勢で活動に当たっています。
第3師団は全力で任務に取り組みます。#第3師団 #鳥インフルエンザhttps://t.co/DcHUs85QIU pic.twitter.com/J4jQqNZfkS— 陸上自衛隊第3師団 (@JGSDF_MA_3D) December 10, 2020
9日には、養鶏場から半径3キロ以内を養鶏場からの移動を禁止する「移動制限区域」、半径3~10キロ圏内は区域外への搬出を禁止する「搬出制限区域」に設定し、半径10km圏内で、ニワトリと卵の搬出を制限する措置が取られています。
10日には、県農業試験場(同市)や県海草振興局海草建設部(和歌山市)を含む県内5カ所に消毒ポイントを設け、畜産関連車両などの消毒を進めているとのことです。
和歌山県の養鶏場で鳥インフルエンザが発生するのは、2011年以来2例目で、県は14日午前中までをめどに殺処分を終え、原因を究明したいとしています。
【鳥インフルエンザについて】
12/10 紀の川市の採卵鶏農場で高病原性鳥インフルエンザの陽性が確認されました。県では 必要な防疫措置を開始しています。鳥インフルエンザは通常の接し方では人に感染せず、卵や鶏肉は安全です。正しい情報に基づく冷静な行動をお願いします。https://t.co/Sy2tAfHknq— 和歌山県 (@WakayamaPref) December 10, 2020
飼育している家禽(かきんとは、鶏、あひる、うずら、七面鳥、きじ、だちょう、ほろほろ鳥を含む鳥類)に異常が見つかった場合は、すぐに最寄りの家畜保健衛生所へ通報してください。
また、県は、肉や卵を食べても人へ感染することはないと呼び掛けています。
鳥インフルエンザは通常の接し方では人に感染せず、鶏の肉や卵を食べたとしても、これにより鳥インフルエンザが人に感染することはなく、卵や鶏肉は安全だそうですので、正しい情報に基づく、冷静な行動をとっていただくようお願いいたします。